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November 12, 2008

ナチュロパシーという言葉をご存じでしょうか?

 ナチュロパシーとは自然療法のことで、生まれながらに持っている「健康になろうとする力」、つまり自然治癒力を高め、心身の治療を計り、健康な毎日を維持するための方法なんですね。

 身体のバランスが崩れると、健康になろうとする力が弱まり、具合が悪くなったり病気になったりします。こんな時、ハーブやアロマの力を借りたり時にはマッサージなども取り入れて、バランスを回復させることが自然療法なのです。そしてそれは対処療法ではなく、あくまでも予防という観点なのです。

 人間の身体は、食事や環境が良く、運動が出来れば健康でいられると言うのは当たり前のことのようですが、その当たり前が難しいんですね。その当たり前を手助けするナチュロパシー、守備範囲が広く奥も深く、医学的要素もあり理論もありで、全体を知ることは生半可では出来ないことです。

 でも、そうは言っても、やはり健康に関心があって自然ナチュラルの言葉に弱い今の私たちにとって、押さえておきたい知識ですよね。ナチュロパシーという言葉の響きも魅力的で神秘的だし。

 ナチュロパシーのひとつ、アロマセラピーは、香りによって嗅覚を刺激しますので、知識だけを詰め込むのとちがって身体の感覚も使います。百聞は一見にしかずと言うところでしょうか。知識と経験をすんなりと身体が受け止めてくれます。

 余談ですが、当時東大の教授だった木村尚三郎先生に、精神が不安定なときは香りに敏感になると言うお話を伺ったことがあります。女性は精神的に不安定になりやすい。だから香りに敏感で、香りを感じることが出来ていると落ちつく。香水を使うのもそんなことがあるからだとか。そして、今は男でも香水を使うようになってる。香水だとかハーブだとか、街中にいい香りがある。それは時代が不安定だから。そんなお話でした。

 今、香りがビジネスになり、アロマセラピーの人気も上昇の一途。あれから木村先生のお話をますます信じてる私です。

 そんなわけで精神面や感覚に訴えることの多いアロマセラピーは、勉強したい知っておきたいと思ってる女性、多いんです。私もその一人ではありますが、私の場合、その香り、アロマの元となるハーブとして口にすることで、もっと効果的になればと思っているのです。内面からのケアとして、食餌療法とまでは行かなくても、食事良法ぐらいのことができれば、と。

 そしてこの思い、やっと実現の運びとなって、農林水産省認定の「ハーブマイスター」であり名だたるホテルやビルの香りをプロデュースしている「香り空間デザインプロデューサー」の高野済氏にご協力をいただいて、2009年から月一度、1年コースでアロマについて本格的に教えていただくクラスを開くことになりました。そして月ごとに決めたアロマに関連したハーブを活用した料理を私が作る。

 とは言え、いきなり初めてのことをするのはちょっと冒険だなと思い、単発の体験セミナー(①アロマセラピーとは②香りを知る③柚子&生姜でアロマ作り④柚子&生姜の料理⑤自分の為のナチュラル香水を調合する(お持ち帰り)と言う内容)の案内を一部にしたところ、大人気。出だしとしては上々かも。

 1年をどういうバランスにするか。講義内容は盛りだくさんにしようか深く掘り下げようか。定員は。料金は。そんなことを考えていると、動きもしないで猫背で机に向かって悩む時間が長くなる。実にナチュロパシーに反してて、イカンなー。

2008 11 12 [19林幸子(料理研究家)] | 固定リンク

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