車道楽の涌井さんに誘われ9:30に加須に集合。高速に乗ることだし、最も信頼できるレクサスハイブリッドで行くことにする。雨の中、涌井さんのロールスロイスが走っていく。実はこの車はかつて私が乗っていた。
8月24日
車道楽の涌井さんに誘われ9:30に加須に集合。
どの車で行こうかと思ったが、今日は雨がパラパラ降っている。
高速に乗ることだし、最も信頼できるレクサスハイブリッドで行くことにする。
燃費も安く、リッター12kmくらいは走ってくれる。
涌井さんのところには相変わらずステキな車がずらりと並んでいる。
ちょうど私が車のビジネスをやめる位の時に涌井さんがロールスを始めた。
しかし、私があのまま車のビジネスをやっていても
こんな風にはなっていなかっただろう。
彼の車に対する愛情、センス、品性などが今日を作り上げている。
私には彼のような事は10分の1も出来ない。
ただ車だけを集めてほこりを被らせるのが関の山―――
ここにある美しいベントレーやロールスロイスは幸せものだ。
さぁ、みんなで鹿沼の青柳邸に出発―――
雨の中ロールスロイスが走っていく。
涌井さんのシルバーセラフ、こう見ると上品である。
実はこの車はかつて私が乗っていた。
今は涌井さんが日常お乗りになっている。
涌井さんといえどもいつもビンテージカーという訳にはいきません。
ロールス、ベントレー、レクサスという順に並んで走る。
美しいロールスの後姿を見ながら走る、これも楽しみの一つ。
そうこうしているうちに栃木県鹿沼市の青柳邸に到着。
お宅は大きな材木屋で、びっしり積み上げられた木材を見ながら奥に入っていく。
薪釜で陶芸ができる工房があり、そこにある炉に炭をいれて鮎を焼く。
串刺しの鮎が50本以上も灰に突き刺さっている。
最近ではあまりしないが、この焼き方が一番美味しい。
お煮しめ、おいなりさん、天然かじか、天然どじょう・・・
揚げたてでコリコリ、風味があるかじかなぞ
もう口にすることも出来ない貴重なものだ。
ぬか漬け、お赤飯、野菜の天婦羅、打ち立てのお蕎麦、みな美味い。
梨やトマトは取れたてだ。
都会の人間はこういうものに飢えている。
焼いた鮎は5本頂いて、帰りには茄子の漬物をお土産に頂戴した。
鮎を焼いてくださった方は、なんとお名前が武さん。
警察にお勤めだそう。武さん、ありがとうございました。
蕎麦を頂いたお皿とビールグラスは、今日の為に
青柳さんのご主人が焼いてくださったそうで、それもお土産に頂戴した。
ありがとうございます。
私と一緒に鮎を食べていたのが丹下さんと友人のフランス人、フランクでした。
最初は鮎を心配そうに見ていたフランクも「美味しい、美味しい」とムシャムシャ。
日本語がビックリするくらい上手でした。
炉ばたを囲んでみんなで車談議。本当に楽しい。
「アストンマーティンがいいね。あれは最近でも際立ってるよ。」
「でもね、あれより70年代後半か80年代のカマルグがイイ感じだよ。」
「あれ最高!」
ロールスロイス・カマルグ―――
それはすべてに満足のいかなくなってしまったロールスロイスのオーナーに
特別ランクの車を作った、それがカマルグ。
でも見た目にはシンプルでラインも直線的、古い古いクラシックカーという感じではない。
ああ、愛しのカマルグ、今どこに。
・・・みんな病気なんです。ロールスロイス、ベントレー病なのです。
丹下さん、菌にお気をつけ下さい。
青柳さんのご主人は多才な方で
山から石を切り出してきて、それを壁や柱にしてBARを作ってしまった。
―――プロ顔負けである。
丹下さんは、あの丹下健三さんの息子さんでお父様の跡を継がれた建築家。
彼もボクもびっくり。
カウンター越しに見える窓の外の庭は雨に濡れ、それはそれは美しい。
ああ、人生色々。
俺もちょっとゆっくりしたいなぁ―――なんてチラリと思う。
それにしても食べた、食べた。
青柳家ご一同様
そして、涌井さん
本当にありがとうございました。
楽しい楽しい「鮎を食べる会」でした。
中島武




