赤坂 一心居、料理長 橋本君が来社。ゴルゴサーティーンの如くちょっとコワイがいい男。何時も「格好つけるな!ギャル男になるな。関西人はハデだ!」、と、いつも小言を言っていた。
5月12日 金曜日
赤坂 一心居、料理長 橋本君が来社。
ゴルゴサーティーンの如くちょっとコワイがいい男。
格好つけ屋の橋本君に何時も「格好つけるな!ギャル男になるな。関西人はハデだ!」、と、いつも小言を言っていた。
橋本君、私から「お前さん、料理のセンスが悪い」と外見だけでなく料理についても注意され、時々悩んでいた。
彼と一番最初に会ったのは、あの京都の川村さんからの紹介だった。
そういえばふたりの格好、ちょっと似ているな。
きっとふたりとも『LEON』の愛読者。ちょい悪オヤジとちょい悪兄さんに憧れているのかな?!
なぁんてジョウダンジョウダン。チョイ悪ギャル爺さん!?の川村さん!
―――ゴメンナサイ。
「料理人は普段は格好つけるな。格好つけるのは板場に立った時。それが舞台だ!」
と言い続けてきた。
和食の料理人は、すっとして凛としている方がよし。
その橋本君、料理の手は少しスローだが・・・女性には手が早かった。(冗談ですよ)
当社ファーストキワの秋山さん。
赤坂 一心居の立上げが一緒であった。あれから10ヶ月くらい。
「入籍いたしました」―――あぁやっぱり橋本君、ちょい悪兄さん。
当社の秋山さんを、嗚呼・・・
でも秋山さんも会社に残ってくれる。安心した。
橋本君も素直にメキメキとセンス上達。最近の料理、ぐーんとよくなりました。
これからルックスだけでなく、料理の腕でお客様を喜ばせてください。
そういえば柚子屋一心居の開店当時の料理。
「何が自慢の料理だ。何を一番最初に出すのか?」との問いに
彼は「胡麻豆腐です」と答えた。
「バカヤロウ!!!」と心の中で叫んだ。なんで胡麻豆腐なんだ。ここは柚子屋一心居。せめて「柚子豆腐」と言っておくれ。
「橋本、なんで胡麻豆腐なんだ?」
「はぁ、お客様に喜んでいただけるからです」
「ふーん、それで胡麻豆腐は何処が有名なのかい?」
「えっ、どこですか?すいません、知りません・・・」と橋本君。
ここで私の堪忍袋の尾が切れた!
「馬鹿者!料理人は勉強しろ!月心寺だ、わかったか!」
でも残念なことに、本当にみんな知らないのです。ビックリです。
伊豆のあさば旅館も一番最初に胡麻豆腐。
「なんで胡麻豆腐なのですか?」との問いに、ポカン・・・
「月心寺、ご存知ですか?」ときいてみたら「伊豆にはありませんね」と・・・
「胡麻豆腐は、滋賀の瑞米山月心寺が有名なのですよ」
「あぁ、そうですか」
―――終わり・・・
料理とは只、提供するだけではない。理由も必要だ。
あれから橋本料理長、本当に凄い勢いで進歩している。
皆さん、赤坂 一心居においでください。
そして橋本料理長に質問してあげてください。きっと冷汗ものでしょう。
しかしそれが彼の成長となるでしょう。
橋本君、秋山さん、
結婚おめでとう!日本一の夫婦に、日本一の板前に!




