上海出張日誌。
9月27日の夜、乳製品のメラミン混入問題が気になる中、上海に到着。さびしいエリアにあるホテルにチェックイン。ホテルの入口横で、甘栗売りのおじさんが香ばしい匂いを漂わせている。
我らの上海事務所は淮海中路の上海図書館の近くから、徐匯区の上海体育館の近くへ移転。カメラマン・アシスタントとともに、その新しい事務所に行き、機材をピックアップ。以前の事務所は3階立てのエレベータなしで機材運びが大変だったけど、今度の事務所はエレベータ付。
9月28日、朝から某中国企業のオフィス内装撮影に立ち会う。この時期の中国では、国慶節というお休み期間があり、たいていのオフィスが9月29日から10月7日までお休み。28日は日曜日だというのにオフィスには出社しているたくさんの人々。長期連休前の前に、できるだけ仕事を片付けておこうということらしい。私は午前中に撮影現場を抜け出し、イタリア人の設計デザイナー・フランチェスコさんのところへ。彼が最近デザインしたランドスケープやバーのパースを見せていただく。けっこう面白そう。出来上がりが楽しみ。午後、撮影現場に戻ってみると、カメラマンがなんだかイライラしている。オフィスに人が多すぎて、撮影がはかどらないらしく、しかも立会いのスタッフさんが撮影途中の肝心なときにどこかへ消えてしまったりとか。夕方からはオフィスの人も少なくなり、撮影にようやくエンジンがかかってきたかと思ったら、「撮影を7時までに終わらせてくれないか?」と設計担当者からの電話。企業側からは夜9時、10時ぐらいまでは大丈夫という話だったのに、ビルの管理会社からのクレームらしい。連休前だから皆早く帰りたいのですね・・・。8時までなんとかやらせてもらえるようにお願いし、バタバタっとしながらも無事に撮影終了。疲労困憊したカメラマン。滞在中、残り3物件あるのに、大丈夫なのか?
9月29日、設計事務所OFA社のイザベラさんに会い、国慶節のお祝いプレゼントを頂く。立派で素敵なパッケージの箱の中身は、Moon Cakes、月餅。月餅の中はたっぷりの白あんと胡桃。美味しいけど、ボリューム満点。1個はなんとか自分で食べ、残りの4個はカメラマンとアシスタントにあげた。
箱はこんな感じ
夜、森ビル・上海環球金融中心へ。そのビルの展望台直行エレベーター内部の撮影に立ち会う。496mのタワーの高速エレベーターに乗り、何十往復もしたカメラマン&アシスタントはちょっとグロッキーに。写真は地下のエレベーターホール。エレベーターが動くと、ホールの天井の数字が動き出し、今現在エレベータが何m地点にいるのかが分かる。↓
9月30日、午前中は住居アパート内装の撮影に立ち会う。場所は閑静な住宅街。昔はフランスの疎開地だったところ。ちょっと西洋風な古い建物が並ぶエリア。アパートの内部は白を基調とした空間。プラタナスの街路樹が見えるキッチンの窓から、心地よい秋の風が通る。
夜はFusion Tradingの堀さんと村田さんとお食事会。上海なのに名古屋料理の居酒屋。ずっと中華料理だったので、ホッとする。その店の隣のアメリカンカフェ・Hootersにわが社の男性陣は釘付けに。グラマーなお姉さん方が、オレンジ色のピッチピチの衣装をまとい、店先でフラフープをまわしたり、店内で腰をフリフリ踊ってる。こんなお店が上海で大流行しているのか。中国もずいぶん自由になったのですね。
10月1日、午前中からクラウンプラザホテル外観撮影の立会い。まずは撮影をご依頼いただいた三菱地所設計の樋口さんと須部さんと打合せ。ホテル側へのお願い事項を確認。樋口さんと須部さんは立ち会えず、ちょっと心配だったけど、ありがたいことに、ホテルスタッフさんにも警備員さんにも事前に伝済みで皆さん協力的。午後からの撮影は快調に進む。警備員のおじさんたちがとてもフレンドリー。でも中国語ができない我々はコミュニケーションができないけど、ジェスチャーでなんとかなってしまう。夕暮れ時、大事な暮色撮影の時間帯。なのに肝心の外灯や内部の照明がついていない。三菱地所設計の鄭さんに電話し、ホテル側にお願いするが、どんどんと時間が経ち。。。やっぱり次の日に再チャレンジということに。
10月2日、夕景の撮影までは時間があり、カメラマンが日本の顧客にお土産を買いたいというので同行。OFA社のイザベラさんからいただいた月餅がいいのではと思い、外灘の中華料理店・灘外楼へ。しかしMoon Cakeはすでに売り切れ。月餅は国慶節に配るものだから、その前に皆さん買っておくんですね。残念!お土産は新天地で中国茶を購入。
夕方、クラウンプラザホテル外観の再チャレンジも滞りなく終了。
10月3日、無事帰国。
帰宅してから、封印していた牛乳もチーズもバターも安心してクチにできるうれしさを噛み締める。
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